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以前紹介したエルフェンリートのOP曲「Lilium」(リーリウム)であるが
OPそのものと合わせていくつかの事実が判明したので追記しておく。
この歌はラテン語で書かれているがいくつかのグレゴリオ聖歌と
聖書の一説をつぎはぎして作られている。
そのため歌詞のどの部分で検索してもキリスト教関連のページに辿り着くわけだ。
os iusti meditabitur sapientiam.(正しき口は英知を物語るであろう)等。
ラテン語の解説書を紛失してしまったので逐語訳はできないのだが
http://www.youtube.com/watch?v=Ap_YJVsZgLE
の英訳を手がかりにして翻訳するとこのようになる。

正しき口は英知を物語るであろう
そして彼の者の舌は裁きを告げるであろう
誘惑に耐える者は幸いなり
なぜならば一度試されれば
命の冠を受けるであろうから

主よ、神の炎よ、慈悲を与えたまえ

おお 何と神聖な 何と静粛な
何と慈悲深い 何と愛らしい
おお 清純な百合よ

歌詞タイム(タイトルの読み等が一部いい加減)
http://www.kasi-time.com/item-21457.html

こちらでも検証されている。
http://www.marchhare.jp/diary/?200409

accipiet coronam vitae(=accept corona of vitae)
はcorona vitae(命の冠)がキリストの受難の茨の冠と対比されており
「人生の王となりうるであろう」という意訳ではこの対比が削られてしまう。

さてOP映像だがこちらにはクリムトという前衛に片足を突っ込んだ画家の絵が使われている。
とは言っても人物がアニメキャラクターに無理矢理改変されており
かなりシュールである

サビの部分のキリエエレイソンのところでは
「抱擁」という絵が使われているのだが
少女のマネキンを抱くコウタが描かれている。
次に来るのは「あちゃー」といった感じでそれを正視できず手で目を覆うルーシー
(実は「女の三体」という絵の老婆の構図)
そして大きく浮かび上がる「KYRIE IGNIS DIVINE ELEISON」
(「主よ、神の炎よ、慈悲を与えたまえ」)の文字。
これは明らかにロリコンの悲哀を表しており見る者の胸に突き刺さるものがある
一応萌えアニメなのに制作者は分かってやっているのが丸見えである。

このアニメの監督は神戸守(かんべまもる)といい
「コメットさん☆」のようなかわいらしい作品を多く作るのだが
一体彼の身に何が起きてこのような怪作が出来てしまったのだろうか

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